ツタンカーメン王の墓から見つかった種とは?

古代エジプトのツタンカーメン王のお墓を発掘調査したとき、調査隊は副葬品の中に「種」を発見しました。そして、その種の発芽に成功したのだそうです!
さて、その種の正体とは???

答えはイラストをクリック!

クイズの答え

小さな粒に、とてつもない生命力が!

答えは、「えんどう」。春に美味しい、さやえんどう、グリーンピースなどが仲間です。 1922年、古代エジプトのツタンカーメン王のお墓から出てきた副葬品の中に「えんどう」の種が見つかりました。そして、発見された豆の発芽に大成功!つまり、3000年もの間、えんどうの種は眠りながら生きていたということです。すごい生命力ですよね!この「ツタンカーメンのえんどう」は、さやも花も紫色で、中の実は茶色の原種に近いといわれています。日本には昭和31年にアメリカから入り、現在でも栽培されつづけているそうですよ。

その姿、美人の眉のごとし。

「えんどう」は漢字で「豌豆」と書きますが、この「豌」のつくり「宛」は曲がった輪を意味し、美しい眉が細く曲がっていることから、美しい容姿を指す文字でもあります。「えんどう」の若さやは柔らかく美しいので、中国では、「豆」へんに、美人の眉を意味する「宛」を組み合わせて、”豌豆”にしたとのことです。

美人になれるビタミン豊富!-栄養

えんどうは、美肌に効果があるといわれているビタミンCと、細胞の老化を予防するといわれているベータカロテンを豊富に含んでいます。このビタミンCとベータカロテンは一緒に摂ると相乗効果となる組み合わせでもあります。つまり、えんどうを食べると、女性たちは、より美しくなれるというわけなんです!また、ビタミンB、たんぱく質や、腸を整える食物繊維も多く含んでいます。えんどうには、体にうれしい栄養が、偏りなく、いっぱい詰まっているのですね。

えんどうの歴史

えんどうの原産地は中央アジアから中東のあたりといわれており、古代ギリシャ、ローマ時代から栽培されていた最古の豆です。日本へは、中国から7~8世紀に伝えられました。しかし、当時は乾燥豆つまり米や麦のような穀物の一種として伝わったのだそうです。えんどうとして栽培され始めたのは、江戸時代にヨーロッパから持ち込まれてから。その後アメリカからいろいろな品種が導入されたのだそうです。

えんどうの旅

えんどうの保存方法

えんどうは寒さに強い作物ですが、乾燥が進行すると鮮度が落ちてしまいます。ご家庭で保存するときは、密封容器やポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。但し、4~5日以内で食べてくださいね。それ以上に長期間保存したい場合は、固めにゆでて冷凍保存します。その際、筋のあるえんどうなら、筋を取り除いてからゆでて冷凍すると後の調理が楽になりますよ!


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