永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第43回 「タケノコ料理でもっと美肌」

春の味覚の代表は何といってもタケノコ。
健康にいい、長寿食としても注目されます。ビタミンB2をはじめC、Eそれにカリウム、カルシウム、亜鉛、食物繊維などが含まれています。
タケノコ料理でもっと美肌
豊富な食物繊維は腸の働きを活発にして、とどこおりを解消するだけではなく、余分な脂肪やコレステロール、発ガンなどの有害物質を排除する作用もあります。
カリウムは血圧が気になる方は積極的にとりたい成分。血圧を上昇させる塩分を排泄させる力で注目されているからです。

問題はタケノコに多いえぐみ。そのもとはシュウ酸で、一日置いただけで二倍にも三倍にも増えてしまいます。
したがって、買ったらすぐにアク抜きをしましょう。まず、穂先を五センチほど切り落とし、皮の上から縦に包丁目を入れ、米ぬかと赤トウガラシ二本ほど入れた熱湯で、一時間ほどゆでます。
タンパク質やカリウム、ビタミン類を多く含む割にはカロリーが低いために、ダイエット食品として女性に人気があります。

やわらかな先端部に多いのがアスパラギン酸やグルタミン酸、チロシンなどのうま味成分。いずれもホルモンの材料であり、脳の老化防止にも役に立ちます。
とくにチロシンの場合、物忘れを防ぎ若さを保つ成分として注目されています。
おすすめは「若竹煮」。ワカメとタケノコの煮物で、味の根性がよいだけでなくビタミンCやカルシウムなどがたっぷりとれて、満腹防止にも効果的な美容料理でもあります。


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