永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第27回 「「煮こごり」で、お肌を若々しく」

「煮こごり」は、魚の煮汁が冷えて、ゼリー状にかたまったもののことで、骨やお肌の若々しさを保つコラーゲンがたっぷり。
フカヒレの姿煮はたいへんに高価な中国料理ですが、最近ではコラーゲン含有量の多い美容食として女性に人気があり、フカヒレラーメンまで出現しています。

コラーゲンはカレイやエイ、サメ、アナゴ、ウナギ、ナマコ、コイなどに豊富に含まれています。また、動物の骨や皮などにもたっぷりありますが、手軽に活用できるのはニワトリの手羽先やガラ、あるいは豚骨などです。

これらをじっくり煮込み、そのスープを用います。途中でたくさんのアクが出ますから、これをとり除きながらコトコトと弱火で煮込みます。薬味として、ショウガや10cmほどのネギを2・3本入れるとよいでしょう。かくし味に日本酒を加え、塩、醤油で味をつけます。沖縄では、よく豚足や豚の耳などを料理して食べますが、立派な長寿食になっています。

コラーゲンは体を支える骨、ひざ、腰、関節、そして皮膚などにたくさん含まれています。足の関節の痛みの原因のひとつが軟骨部のコラーゲンの老化。ふだんから折にふれてコラーゲンスープをとり予防したいものです。20代、30代の女性でも骨密度の低下が問題になっています。コラーゲン効果を高めるには、ミカンなどの果物に多いビタミンCといっしょにとるとよいでしょう。コラーゲンが体内で合成されやすくなるためです。


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