永山久夫の食べて100歳

日々、元気に過ごすことは誰もの願い。そんな願いをかなえるべく、自分の心と体、食生活とじっくり向き合ってみたくなるお話をどうぞ。

第9回 「ブロッコリーで物忘れ防止」

ブロッコリーは栄養の宝庫。特にすごいのはビタミンCの含有量。なにしろ、ホウレンソウの4倍、ミカンの3倍も含まれているのです。

ビタミンの中では最も知名度の高いのがビタミンCで、ぷりんぷりんの美しい肌を保つ美容効果をはじめ、風邪の予防から、酸化防止、はては発ガン率の低下まで不老長寿には欠かせません。

コラーゲンは張りのある美しい肌や表情を作るのに欠かせませんが、そのコラーゲンの生成にビタミンCは不可欠なのです。また、ビタミンCは免疫力を維持するのに必要な白血球をバックアップする働きもあります。

風邪を引きやすい人や、なかなか治らないような人の場合、血液中のビタミンC濃度が低くなっている可能性があります。ビタミンCには体内の脂肪が活性酸素の攻撃を受けて酸化されるのを抑える働きがあり、老化を促進させる動脈硬化や心筋梗塞を予防するのです。

ビタミンCをビタミンEと一緒に摂ると、ビタミンCやビタミンEを単独で摂ったときよりも心筋梗塞による死亡率が低下するという研究がアメリカにあるそうです。ビタミンCもビタミンEも強い抗酸化作用があり、一緒になることによって高い相乗作用が発生するのです。そのビタミンEも、実はブロッコリー100g中に2.1mgも含まれているのです。  
抗酸化ビタミンのカロテンも豊富。さらに、骨を丈夫にするビタミンKや物忘れを防ぐビタミンB1、記憶力の低下など脳の衰えを予防する葉酸、さらに必要以上の塩分を体内から排除するカリウム、骨を丈夫にするカルシウム、細胞の新生を促す亜鉛なども含まれています。  

さっと湯がいてマヨネーズをかけて食べるのがシンプルで美味。マヨネーズには脳の性能向上に役に立つレシチンもたっぷり含まれています。


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